TaylorMade R9第１印象

TaylorMade R9第１印象

まず第１印象は、打感が硬く感じました。最近のフォージドを、いろいろと試打したわけではないですが、現在使用中のツアープリファード’０８とあまり違いがありませんでした。他に試打したr9アイアンよりは、トップラインが厚く、ヘッドも少し大きくなっています。また、３～７番はキャビティになっていますので、球が上がり、打ちやすくなっていると思います。オフセットもＴＰよりはついていますので、つかまりやすいと思います。 競技志向の方で、現在キャビティを使っていて、ステップアップでフォージドを使ってみたい方に、いいと思います。フェースは、気持ちトゥ・ヒール側に長めな印象。ソール幅は適度にあって、難しすぎない印象がいいです。軽いグースネックになっています。適度なグースがしっかり球をつかまえてくれます。打感がやや弾く感じなのはありますが、テーラーメイド r9フォージド アイアン自分のイメージ通りの出球が打てます。弾道は、やや高めの中弾道。上がり過ぎることもなく、もちろん上がらない分けでもなく、イメージ通りの弾道です。出球傾向ですが、いい感じのストレート。オートマチックに打てるのがいいです。キッチリ狙っていけるイメージを持てる、かなり信頼出来るアイアンに感じます。かなり安心感のある、扱いやすいモデルだと思います。おそらく、これから体調が戻っていくにつれ、やはり日頃使い慣れた『ダイナミックゴールド』に打ちやすさを感じるのだろうと思うのですが、R9フォージド今の状態では、このシャフトがすごく『体に優しい』感じがしました。まだまだ『他人行儀』的なスイングになってしまいますが、ついこの前まで全く振れなかったことを考えてみると、すごく進歩したような気がします。クラブの感覚にも注意を払っていたのですが、どうしても意識は私の腰に集中してしまいました。美しい構え感を持ったアイアンではありますが、それほど『シャープ』過ぎる感じもしないですし、どことなく『やさしさ』や『大らかさ』のようなものを感じました。とても構えやすいので、こちらの邪魔を全くしないですし、かといって『ハンドルの遊び』が小さくて『シビア』なアイアンには見えませんでした。やはり『軟鉄鍛造』r9アイアンは、心にも体にも優しいアイアンだと思いました。日頃、このようなアイアンしか使ってきていないのですが、やはり『安心感』が違います。初めて出会うアイアンであっても『軟鉄鍛造』というだけで、その『打感の良さ』は保証されているような気がします。詳しく見ていけば『軟鉄鍛造』にも色々とあると思いますし、まさに『千差万別』だとは思いますが、やはり軟鉄鍛造が『アイアンの基本』のような気がします。一球目からすごくいい感触を味わうことが出来たので、この感覚を体に染みこませていけば、すぐに感覚は戻ってくるような気がしましたし、体の負担が極力軽くなるような気がしました。何球打っても、その心地良い感触を楽しむことが出来ました。私は元々『ターフ』を深めにとっていくタイプですし、ヘッドの入射角が、かなりキツイタイプだと思うのですが、R9フォージドはとても球を拾いやすい感じがしましたし、多少入射角が緩やかな方でもすごく打ちやすく感じられるのではないでしょうか？『見た目の美しさ』から、やや難しそうに感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はかなり『敷居の低さ』が感じられるアイアンだと思います。美しくて球の上がりやすいアイアンを探しておられる方は、このアイアンを候補に入れられてみてもいいのではないでしょうか？